人生経験が豊富な社会人は面接も有利

社会人が看護師を目指すことは珍しいことではありません。ですが、看護学校の受験では筆記だけでなく面接があるので社会人受験生は年齢や経験によっては不利ではないかと不安になる方もいます。筆記試験の対策は市販の参考書などでできますが、面接対策についての情報は少ないことも不安の一つでしょう。社会人だからこそ、持っている強みを分析して具体的にアピールすることで、面接は怖いものではなくなります。例えば、社会人としてのマナーを持っているということ、人生経験が豊富であるということがあげられます。

社会人としてのマナーは、対人援助職である看護師には欠かせないものです。患者はもちろんその家族、同僚に対しても適切な対応が求められます。丁寧な言葉遣いや、マナーにそった行動などは社会人だからこそできることといえるでしょう。どんなに技術があっても、態度が悪い看護師や、言葉遣いが悪い看護師は患者も家族も安心することができません。

また、年齢を重ねていることは、それだけ人生経験が豊富であるということです。看護師は様々な人に出会います。良い看護をするためには、それぞれの人の立場を理解し共感し寄り添うことが大切です。ですが、自分が経験していないことに共感することは難しいものです。その点、社会人受験生は人生経験があるため、柔軟な価値観を持つことができるでしょう。看護学校の面接対策としては、以上のような社会人だからこそもっている能力を具体的な事例を交えて説明すると良いでしょう。